2009年2月6日金曜日

喰霊-零-キャラクターソングvol.1レビュー


 こんばんは、織倉かもんです。
 今回は先日発売された「喰霊-零-キャラクターソングvol.1」の感想でも。

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 あえて書かせていただくならば・・・この作品があってこそ”百合ームコロッケ”というアルバムが真の意味で完成するのではないか?と。
 逆に言えば、この作品の2トラック目である「sentimental cool」は本来”百合ームコロッケ”に収録されるべき曲だったのではないか?と。

 いや、”百合ームコロッケ”というアルバムは以前レビューした通り、完成度の高いアルバムである。
 しかし・・・アルバムジャケットが神楽と黄泉の2ショットであるにも関わらず、2人のデュオ曲が収録されていないところが、どぉ~にも「不自然」に感じていたのです。


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 ~sentimental cool~

 アニメの時間軸的には、神楽が黄泉を姉と呼び慕っている「よき時代」を歌った曲。
 とにかく「仲の良い姉妹」を唄った歌詞であり、屈託なんてものは全く感じられない無い。
 喰霊-零-の結末を知っているリスナーにとっては、神楽と黄泉がキラキラと輝きすぎているこの曲が「逆に悲しくもある」のだが・・・。

 それくらい、”sentimental cool”は神楽と黄泉のピュアな”うた”です。

 楽曲のテンポも非常に軽快で、朝の憂鬱な気分を吹き飛ばしてくれる1曲。
 茅原さんの歌唱力の高さはいまさら語るまでもありませんが、茅原さんに負けず劣らず水原さんが非常に頑張ってくれている。
 デュオ曲とは呼ばずに「ツインヴォーカル曲」と呼ぶのが正しいかも?


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 ~ふたりしかいなかった~

 今回のキャラソンの1曲目。曲調はロック。
 正直に言ってしまうと、楽曲が全体的に荒削り。
 なんというか・・・退魔シスターズ(wの歌唱に、楽曲(オケ)が「おんぶ」されている印象を受けてしまう。
 「おんぶ」されてしまっているワリに、自己主張だけはしっかりしている楽曲。

 言うほど悪い楽曲ではないのですが・・・素材(Vo.)が良いだけにもったいない。
 もうすこし、オケを洗練すべきだったか?

 この楽曲の初見時、「えっ?!、こんなもん???」と思ってしまったのは事実。
 ワタクシが"Dark side of the night"以上のモノを「期待しすぎて」いたのもあるのかもしれませんが。。。


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 ~総評~

 あと1曲欲しかったなぁ~・・・いくら”sentimental cool”が良曲でも、コストパフォーマンスがねぇ(^^;

 ぢゃ、何が1曲欲しかったかって?
 決まっているぢゃないですか”Reincarnation”の神楽・黄泉versionぢゃ!、それ以外に何がある!?(苦笑)

 ”Reincarnation”の神楽・黄泉Ver.が収録されていれば、自信を持って人様に勧められる1枚になったのですが・・・惜しい、惜しすぎる!!



 余談ですが・・・鋼殻のレギオスのBGMの出来が良いね。
 調べてみたら、音楽担当は「あの」浅倉大介さんだった(笑)。
 サントラはワタクシ的に「買い気配」でございますよ。