2008年12月29日月曜日

百合ームコロッケ レビュー

 ご無沙汰しております。m(_ _)m
 織倉かもんでございます。

 順番的にはヴァンパイア騎士の感想を書くべきなのでしょうが・・・今日はど~しても「百合ームコロッケ」こと”喰霊-零-イメージソング集”のレビューを書きたかったので、ご了承を(^^;

 ぶっちゃけるとたった今、先週一週間分のアニメを一気に観終えたところでして(苦笑)。
 クリスマス、忙しくてね・・・・・・仕事でorz...
 大雪で2日連続「魚を積んだトラック」が大遅延とか、マジ勘弁して欲しい(爆)
 少しはアイスロード・トラッカーズを見習ったらどうかと、小一時間問い詰・・・(以下略
 (単なる愚痴です、まじスミマセン。。。)


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 右上の画像をご覧頂いたとおり、百合ームコロッケだの退魔シスターズだの・・・お遊びが過ぎる感じも否めませんが、非常に丁寧に作りこまれたアルバムです。
 歌詞カードには、この曲が誰のテーマ曲であり、どういうコンセプトで作られたものかという簡単な説明書きまで載っています♪

 「そこまでリスナーを甘やかす必要あるのかな?」とも思いますが、ランティスレーベルに詳しくない新規のリスナーにも優しいアルバム作りをしたかったのでしょうね。

 ジャケットの「帯」の裏って、一般的には「真っ白」なのですが・・・実はここにも遊び心が隠れています。
 ホント、細部まで「丁寧に作りこんだんだなぁ~」ってのが感じられます。


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 ”Dark Side of the Light”

 四課のテーマ曲は期待通りの出来。
 英語のロック・・・と言ってしまえばそれまでですが。。。ワタクシ的には若干「ユーログルーヴ(懐かしいなぁ~)」っぽいエッセンスも楽曲に含まれている印象を受けます。

 何よりテンポが絶妙!!
 緩急織り交ぜながら、心地よい高揚感を味わえる楽曲。
 2分47秒と言う演奏時間も客観的には短いですが、変にダレた小節をつなげない「潔さ」もこの楽曲の計算のうちなのではないか?と考えます。


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 ”霊喰い”

 一瞬「ドラムンベースか?」と思うくらい、テンポの速い楽曲。
 音楽的な意味で空間の奥行きを感じます。
 その空間の奥行きにあるのは・・・人間と霊が同じ土地で暮らす世界観だろうか?
 神秘的といえば神秘的ですが、秩序が欠落した世界。
 そんな世界を歌い上げた楽曲・・・なのかな?、深く考えすぎか?

 この楽曲が、喰霊-零-のメインテーマでもおかしくは無かったと思います。
 思いますが・・・Dark side of the LightやParadise Lostが強力過ぎ(^^;
 単純に「良曲」であることは間違いないのですがね。

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 ”鎮魂の旅へ”

 歌謡曲って言ったら、怒られるかな?(^^;
 でも、じっくり聴かせてくれるスローテンポの安定した楽曲。
 このアルバムの中では、地味で目立たない曲ですが・・・だからこそ評価したい。


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 ”AI”
 ”if”
 ”Reincarnation”

 このバラード3曲は、原曲が一緒・・・っていうか、オケもたぶん一緒(ぉぃ
 AIはyozuca*さんのソロ曲、ifは飛蘭さんのソロ曲、Reincarnationは、2人のデュエットVer.。

 ココだけの話・・・最初、流して聴いていた時にはこの3曲が「同じ楽曲」だと気づかなかった(ぉぃ。
 さらに言えば、yozuca*さんはアップテンポな曲(アニメ版D.C.オープニングテーマ曲)のイメージが強かったので、バラードではこういう歌い方をするんだなぁ~と、妙に感心したり。

 Reincarnationはアニメの最終回、黄泉と神楽の死闘を観た後では・・・印象変わっちゃいますなぁ~。もちろん良い意味で。


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 総評・・・なんて書くと、偉そうですが。。。(苦笑)
 ランティスレーベルの「底力」を感じさせるアルバムです。
 正直、「玉石混在」になりがちなこの手のアルバムですが・・・その心配は無用。
 今回レビューできなかった収録曲も、けして捨て曲にはならないレベル高い楽曲ばかり。

 喰霊-零-のイメージソング集という「冠(かんむり)」を外しても、十分聴けるアルバムでございます。
 Dark Side of the Lightばかりヘビロテしても良し、なんとな~く流して聴くにも良し。


 ここで「梶浦由記ものさし(謎)」を出すのは反則かもしれませんが・・・ワタクシ的には、梶浦サウンドのアルバムに3000円出す価値と、今回レビューした「百合ームコロッケ」に出す3000円の価値は同等。

 音楽の価値にリアルマネーの額面を出す事は無粋ですけど(^^;
 ・・・無粋なのは承知の上で、「百合ームコロッケの出来が良い」って事を伝えたいのです。



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 <おまけと書いて、蛇足と読む。>


 喰霊-零-の話。

 ・・・実に、ワタクシ好みのアニメ作品でした。
 武器を持った「ヒロイン」がふたり居て、戦闘シーンが激しく、なおかつ劇中に使用されている楽曲のレベルが高ければ基本的に「ワタクシ好み」なのですが・・・って、このパターンもろ「NOIR(ノワール)」ぢゃね?(^^;

 黄泉→ミレイユ
 神楽→霧香

 神楽(霧香)が一見すると、おおよそ戦闘には不向きな風貌であるにも関わらず、本気を出せば黄泉(ミレイユ)より剣(銃)の扱いが上って設定も・・・なんか似てないか?(w
 黄泉(ミレイユ)が神楽(霧香)の才能に陰で嫉妬しているってのも、共通している。

 あ、別に喰霊-零-がNOIRをパクったとかそういう事を言いたいのでは無いです。
 そもそもNOIRはフランスの裏社会を舞台にした現実味のある作品であるのに対し、喰霊-零-は日本を舞台に悪霊とトンデモ兵器(苦笑)で戦う作品。

 背景や世界観がまるで異なりますので、念のため。

 ・・・喰霊-零-とNOIRの両方を観ている人って、結構居ると思うんだ。
 もちろん、ワタクシ自身も含めてね。

 逆に今回、喰霊-零-を気に入ってNOIRは観ていないって人が居たら・・・NOIRを観ることを強くお勧めいたします。

 そんな蛇足&駄文でございました。 

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