こんばんは、織倉かもんです。
今日のネタは・・・2008年夏のコミックマーケット74にて頒布されました「同人音楽CD」のレビューと言いましょうか、感想みたいなものを。
Q.「あれ?織倉のヤツ、いつの間に東京に行ってたんだ?」
A.「・・・お盆の繁忙期に会社休めません。札幌の秋葉原で仕入れたんです。orz」
【Linkup remixside key Vol.1 / Delights.in】
タイトルとジャケット画像通り、Key作品をクラブミュージックにアレンジした作品。スゴ過ぎて、なかなか原曲の旋律にたどり着かない一品ですが、数回視聴しているうちにきちんとたどり着きます(笑)。
思い起こしてみれば、あの「鳥の詩」をアレンジした作品はかもんさん自身も十数点所有していますが・・・クラブサウンドにアレンジしたモノは非常に珍しいのではないでしょうか?
かもんはYMOのアルバムも何枚か持っていますし、一時期ユーロビートやトランスに凝っていた時期もあるので、この作品の世界にはすんなり入れました。
非常にお勧めの1枚ですが、全トラック「歌唱」は入っていませんのでご注意を。
また、自動車の運転中に視聴することもあまりお勧めいたしません(笑)。
(※ビートが心地よいので、ついスピードがっっっ!)
【Piano Chronicle / primenote】
うって変わって、こちらはピアノの生演奏によるアレンジCDです。
「鳥の詩(ぴこ編)・夏影(ぴこ編)」はオリジナル曲より、ゆったりとしたリズムで演奏されています。特に夏影は「ピアノ夜想曲」と言ってしまっても良いかも知れません。むしろその方が曲の雰囲気を伝えやすいかも。
ただまぁ・・・夏影に関しては、Liaの「夏影 cornwall summer mix(いわゆる歌唱付の方)」が、かもんの脳内標準(意味不明)になっているので、逆に違和感を覚えてしまったのも事実。
っていうか、Liaの歌唱付の完成度が高すぎるのです!
【演奏してみた(1) / TAMUSIC】
タイトルが少し”アレ”ですが(苦笑)、中身はシッカリした弦楽によるアレンジ曲が収録されています。
かもんは、TAMUSICさんの新譜を見つけると「即サークル買い」しますが・・・それでも買いそびれてしまった過去作品も結構多かったりします(残念)。で、今回は無事に手に入ったと言う話(^^;
ちなみに、このアルバムにも「夏影」のアレンジバージョンが収録されています←どんだけ夏影スキーなんだ?かもんさんは(笑)
こちらの夏影は先ほどの「ピアノ夜想曲夏影」とは逆に、ピアノとバイオリンが程よく速いテンポで競争しています。これが聴いていて心地よい♪。
「metal of 鳥の詩」は原曲の旋律を上手に残しながらの、早弾きバイオリンが聴き所。かもんさんが持っている「鳥の詩コレクション」の中でも、おそらく最速かと思われます。(上記のクラブアレンジより速いよ!(^^;)
忘れちゃいけないのが初音ミクの「メルト」をオーケストラアレンジした作品。
こちらも原曲の旋律を上手に残しつつ、バイオリンが主張するべきところはハッキリ主張している。
原曲の使い方の上手さはもはやTAMUSICのお家芸とも言えるかもしれません。
【scenic -key classical collect- /TAMUSIC×Re:Volte 】
TAMUSICつながりで、今度はフルートとピアノが印象的なこのアルバムを紹介したいのですが・・・リンク先のページにも明記されている通り、多数のノイズが入ってしまっています。
JAZZやクラシックのアルバムにありがちな、古い音源に起因するノイズとはちょっと違う、いかにも現代的な高音のノイズ(音割れ?)が痛々しいです。しかも、困ったことに「楽曲が一番盛り上がる」時に入ってしまっています。
フルートによるアレンジが珍しいので、是非ともご紹介したかった作品だけに、残念。
※現在は公式サイトにてノイズ品の交換を行っております。かもんも交換して頂く予定です。(9/3加筆)
【マーシトロン / 光収容の倉庫】
こちらは光収容さんのオリジナル曲を集めたアルバム。
ジャケット画像の通り「トカチ」な、「周波数ドメイン歌唱アーティキュレーション接続法」によって歌唱されております(^^;
以前購入した、同サークルの「静やかな一日(AIRアレンジアルバム)」が非常に気に入ったので今回サークル買いしました。
全8曲が収録されているのですが、いわゆる「捨て曲」が1曲もない(素晴らしい!)。
・・・結論から言ってしまうと「ロック」なんですよ。
「久しぶりにロックらしいロックを聴いたなぁ~」って、そんな感じ。
ちなみに、かもんの言うロックは「ZONE」がモノサシになっております。
「いやいや、ZONEはガールズPOPだよ」という人もいらっしゃるかもしれませんが・・・あの”童貞少年じみた歌詞”は、ガールズPOPのそれではなく、やはりロックだったとかもんは考えます。
(ちなみにZONEの歌詞は基本的に町田紀彦(まっちー)氏によるもの。この話も掘れば掘るほど深くなるので、また後日。)
話がDassenしてしまいましたが・・・曲調の完成度だけでなく、歌詞も「ロック」なんです。
何か1つの価値(大抵は女の子関係か社会のシステムだね)に固執しちゃって、でも捨てられなくて、でも前に進みたくて、でも心が不安定になって・・・でも・・・でも・・・・・・って、無限ループな感じ。
もうね、かもんはこういう世界観が大好物(笑)!!
まずは、昔ZONEヲタだった人・・・否、今でもZONEを愛して止まない人に聴いて頂きたい!!
ヴォーカロイド好きの皆様はもちろんのこと、普通に音楽が好きな人にも十分お勧めいたします。
◇◆◇◆◇◆◇
同人音楽CDの感想は以上ですが・・・
・・・いや、同人音楽CDって買い方が非常に難しいと思うんですよ。
少なくとも、お気に入りのジャンルやサークルを見つけ出すまでは、特にね。
普通の音楽のように、TV・ラジオ・有線放送ではまずめったに耳にしませんし。
購入前に、NETで事前情報を集めることも可能ですが・・・同人書店や即売会で「必ず手に入るとは限らない」。
逆に事前情報に無かったサークルが、気になるジャンルのアルバムを頒布していたり。(むしろこのケースの方が多い)
そうなってくると、あとは「場数」踏むしかないんですよね(苦笑)。
例えば、ジャケットの絵が「有名な絵師さんの作品である」とか・・・そういうジャケ買いもありかもしれないし。
例えば、「鳥の詩」のアレンジ曲が入っているアルバムを、片っ端から買ってみるとか。
例えば、「担当者おすすめ!」なんてPOPの付いているアルバムをとりあえず買ってみるとか。
今回は5タイトル紹介しましたが・・・本当はそれ以上買っています(^^;
本当は手にしたアルバム全てを紹介したいのですが・・・お察しください(ぉぃ。
買い方が難しいからこそ、「アタリ」の作品を手にした時の感動がある。
その感動のお手伝いを少しでもできたならば・・・と、今回は同人音楽CDについて駄文を並べてみましたとさっ☆
<おまけ>
~amazonでkonozamaっていた「ハッピー☆マテリアル リターン」がやっと今日届いた。。。
考えてみれば、この「ハピマテ」もアレンジバージョンなんだよね(笑)。
従来の「ハピマテ」より軽くなった印象ですが、それはけして悪い意味ではなく、爽快感が増したって意味でよろしくです。
とはいえ「どーしても買わなくてはいけないCDか?」と訊かれれば返答に困る。
むしろ、今日の流れだと「これを買うお金があるのであれば、今すぐ同人書店に行って”マーシトロン”を買うべきだ」と答えるでしょう。
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