こんばんは、織倉かもんです。
今日も懲りずにヴァンパイア騎士の感想でございます。
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~純血種の時間の価値観~
第9話のセリフで、純血種に関わるモノをいくつかピックアップしてみましょう。
1.「今ドア越しに感じるのは、人を弄ぶ傲慢な純血種の気配だけだ」
<零→優姫ちゃん>
2.「僕たちは充分すぎるほど永い時間を生きた」
<悠→樹里さん>
3.「どうしていつも君は・・・純血種たちは、こんな・・・やる事が滅茶苦茶なんだ!!」
<一条先輩→枢先輩>
4.「案外・・・下らない理由やもしれませんぞ・・・”ヒマだから”・・・いや失礼」
<李土が壱縷を飼う理由について、ハンター協会長のセリフ>
・・・・・・昔、かもんさんは「永遠の命」とか「不老不死」なんかを、結構真面目に考えたことがある。
こういう状況に置かれたら「毎日が退屈になるだろうなぁ~」と。
また「(永遠を)終わらせる努力を始めるのではないか?」とも考えた。
何より、永い時間を生きると言うことは、それ自体が「苦痛」に感じるだろう。
周りの「不老不死ではない者」は、自分を残してどんどん「逝ってしまう」。
そういえば以前、枢先輩が優姫ちゃんに「僕と永遠にも等しい時を生きてみる?」と切なそうに言っていたっけ。
1の零のセリフ。
「人を弄ぶ傲慢さ」ってのは・・・あくまで「余命の限られた」側の価値観だろう。
純血種の力で「永遠にも等しい命」を(再び)手に入れたことにより、「時間」の価値観が大きく変わった優姫ちゃんと、「時間」が限られている零との対比が実に興味深く描かれているセリフだと思います。
2の悠のセリフ。
3000年という途方も無い時間を生き続け、作中では描かれていませんが、有限の時間を生きる人々(元老院側)との駆け引きに疲れてしまっていたのかもしれない。
なんと言うか・・・有限の時間を生きる貴族ヴァンパイアたちは、自分の世代。もしくは子・孫の世代に富や権力を得たいと考えるだろう。
貴族ヴァンパイアたちの平均寿命はわかりませんが、「自分の世代」で考えるとせいぜい100年単位くらいかな?
純血種である悠にしてみれば、100年ごとになにやら物騒な出来事(クーデター?)が起きると「貴族ヴァンパイアにとっては初めてでも、こっち(純血種)にとっては3000年生きていて30回目なんだよ!」と言いたくもなるのでは?(苦笑)。
3の一条先輩のセリフ。
「純血種のやることが無茶苦茶」に感じるのは、、、やはり貴族ヴァンパイアにとって「時間が有限」だからでしょう。
ヴァンパイアの始祖として枢先輩には「李土」を亡き者にしなくてはいけない義務というか責務があるのだと思う。
ただこの計画は彼にとって何百年単位で計画・実行すれば良いもの。
ゆえに、李土を散り散りに引き裂いてなお「滅ぼせない」と学べば、改めて自分に有利な「手駒」をそろえて李土に挑めばよい。
「時間」を無限に持っている彼にとって、別に焦る必要も理由も無いのだから。
人生の「持ち時間」が違えば、作戦も変わってくる。
その辺が、純血種と貴族ヴァンパイアの大きな違いであり、一条先輩に言わせると「純血種が無茶苦茶をする」理由なのだろう。
4のハンター協会長のセリフ。
これは意外と的を射たセリフかもしれない。
「有限の時間を生きる者」が、「無限の時間を生きる者」を理解するのは難しいでしょう。
それゆえ、李土が壱縷を飼う理由が理解の範疇を超えてしまうと、冗談ぽく「ヒマだから」と言ってしまい、純血種の無限ともいえる長命ぶりを皮肉っているのかもしれません。
・・・・・・ごちゃごちゃ駄文並べましたが、結局「無限を生きる者」と「有限を生きる者」はお互い理解しあえないだろうなぁ~って話。
ここ数回、アニメのほうが「なんかメリハリがなく、ダラダラした感じ」を受けるのは、純血種の登場人物が多くなり「無限の時間の中の”一瞬の”出来事」を描こうとしているからかな?と考えてもみたり。
次週以降、どう盛り上げていくのか?
予告編では「戦いの序曲~プレリュード~」となっており・・・ま、予想されるのはバトルですな。
もうね、スカッとするほど派手にやっちまってください(笑)。
・・・・・・motto☆派手にね!?(^^;
I'll also show you a sweet dream next night.
<激しく余談>
とらドラ!の第9話は良かったなぁ~♪
「ポニテ大河」が素晴らしいことこの上ない(笑)
ポニテスキーとしては、まさに至福っ☆
優姫ちゃんもあれだけ髪の毛が伸びたのだから「ポニテ化」を激しく希望(^^;。
さらにどーでも良い話ですが・・・私服の大河は、私服の「森野苺」と素で見間違える(爆)。
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