2009年1月24日土曜日

同人音楽CD新譜 2008冬コミ(C75)

 こんばんは、織倉かもんです。
 冬コミ(C75)で頒布された同人CDの新譜が手に入ったのでレビューをまとめたいと思います。
 とは言ったものの、今回同人書店で仕入れたCDは”合計”2枚。買い控えたわけではないのですが・・・。

 【KEEPER OF METAL KEY BAND / 特設ページ

 今にも吼えだしそうな観鈴ちんが印象的なジャケット。
 タイトルとジャケットどおりKey系のヘヴィメタルアレンジ作品が収録されております。ヘヴィメタと前置きされてしまうと”取っ付き難い・突飛・なんか怖そう”と言った偏見的なイメージを持ってしまいましたが、実際に収録曲を聴くとこのような悪いイメージは一気に吹き飛びました。
 激しい音の波の中にありながらも、それぞれの音が見事に調和しており意外と聴きやすい。CDをパソコンにセットするまでは破壊的な音をイメージしていたので、スピーカーから流れて始めた音のバランスにはむしろ感動すら覚えました。

 特に気に入った楽曲は「Farewell Song」のアレンジバージョン。
 鳥の詩のアレンジバージョンはたくさん知っておりますが、Farewell Songのアレンジって意外と少ない印象があります。理由としてはLiaさんの高音域が難しいと言ったところでしょうか?
 いずれにせよ、この楽曲に挑んだ心意気とオリジナルの良さを失うことなくヘヴィメタアレンジされたバランス感覚の良さに惚れました。
 「小さな手のひら」のアレンジバージョンもお勧め。

 ※特設ページから視聴できるそうなので、興味を持たれた方はお邪魔してみてはいかがでしょうか?


 【崩闇葬歌 / gienah feat. 茶太

 ジャケ買い・・・もとい名前買いです。
 それプラス、『闇』とか大好物なので(^^;

 収録曲のクオリティーですが、どの楽曲も「何処かのアニメ作品のOPに採用されてもおかしくないレベル」。
 「闇」の序盤、抗いようも無い闇に世界が覆い尽され、続けてその世界から逃げ出すために走り続ける加速感・スピード感の持続表現は脱帽モノ。よくよく聴くと、歌詞の世界観もまとまりがあって秀逸。「詩」をじっくり楽しんでみるのもまた一興か。
 音楽的に言えばALI PROJECTより妖精帝國に近い印象。先日発売されたアルバム「百合ームコロッケ」に1曲まぎれていても気づかないかも?!(もちろん、良い意味で。)

 「闇」はアルバム収録曲の1曲目なのですが、これが2曲目の「ヤミ」、3曲目「・・・」、4曲目とトラックが進むにつれ世界がどんどん崩れていく。そして「止み」が最期。見事に葬られてしまいます。
 と、いうか「止み」はもはや楽曲と呼んで良いモノなのだろうか?、ワタクシはあえて「トラック」と呼ばせていただきたい。
 しかし、この「6トラック目」が無いとこのアルバムは全体として完成しえないのです。

 こういったアルバム全体を使ったコンセプトのある作品は同人作品ならではの面白さだとワタクシは考えます。
 ですが、考えようによっては章立てされている交響曲はアルバム全体を使ってコンセプトを表しているのでしょうけど・・・もっとも交響曲が作られた当時にはCDという媒体は無かったわけですが(^^;

 ◇◆◇◆◇

 ~まとめの感想~
 今回レビューさせていただいた2つの作品は、正直に言ってしまうと「万人向け」ではないと思います。
 だからこそ、そこに「同人音楽」の醍醐味があると思うのです。
 ある意味で「リスナー」にとっても挑戦が求められる、いわゆる玄人好みな作品。

 「普通」に飽きてしまったチャレンジャーなあなたにお勧めいたします。


 

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